2015年年度 ドコモ決算発表を切る その3
好調な決算を発表したドコモ。
最後は各事業の収益を比較してみたいと思います。
まずは音声収入です。
これは定額プランを導入する前、毎年減少する悩みのたねでした。
定額プランを導入することで、ある一定の水準を維持することができるようになってきました。
四半期毎のバラツキも少なく、狙い通りの動きとなっています。
音声の減収は抑えたので、データの収入を伸ばす必要があります。
2015年度は大幅にデータプランの収入が増えました。
これほど増えるとは思っていなかったのですが・・・。
2016年度もこの調子を維持できるのか注目です。
最後は端末の販売による収益です。
年々端末販売による収益が減少している事がわかります。
ドコモは端末販売よりも、既存ユーザーのARPUを上げることで収益を上げようとしているようです。
今年度の好調の理由は、通信サービスの収益が改善したことによるところが大きいようです。
さらに月々サポートの影響の減少、端末販売収益の減収によね必要経費の減少と色々な面で改善が見られます。
ただ総務省の求めた通信費の削減の傾向は全く見えていません。
現在の傾向を見ると、新しく導入した新プランの影響は限定的と考え間違いないでしょう。
ドコモは既存ユーザーからの収益増に舵をきったように思えます。
何しろMNPで転出するユーザーが激減しましたから・・・。
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