総務省 SIMロック解除に関するガイドラインを改正
総務省は今年のはじめから話あってきたSIMロック解除に関するガイドラインを正式に改正しました。
既に散々情報は流れていたので、あまり目新しいことはありません。
改正前後の比較表があるのですが、幾つか面白い項目があります。
そこでいくつかピックアップして紹介します。
1.当該端末が対応している周波数帯及び通信方式を説明すること。
これは普通の人にはなかなか敷居が高いのではないでしょうか?
精々ドコモ、au、ソフトバンクのどれに対応しているかの一覧表を作成する程度になるのではないかと考えています。
まさかBand***が・・・という説明をするとは思えませんが。(; ̄Д ̄)
2.SIMロック解除した端末の利用者問い合わせ窓口を明確化する
これは新しいビジネスチャンスかもしれません。
全てのキャリアの端末を一気にサポートする等のサービスを立ち上げる会社が出てくるのではないでしょうか?
PCデポ辺りがやりそうです。
3.SIMロック以外の機能制限も解除できるように務める
これはAPNロックなどのことと思われますが、努力となっているので実施されないでしょう。
4.店舗等での解除を行う場合には、事務手数料を請求することを妨げるものではない。
結局この項目は削除されませんでした。(; ̄Д ̄)
きっと3,000円位に設定されるのでしょう。
なおガイドラインの下に小さい文字で書かれているのはわざとでしょうか?
予想ではSIMロック解除のガイドラインを改正してもほとんど現状と変わらないと思います。
実際に私もSIMロックを解除していますが、だからと言ってMVNOを活発に利用したり他社のキャリアに移動したりはしていません。
まず、MVNOで使用できる端末かの確認も必要ですし、対応周波数、通信方式も調べないと行けません。
さらにわざわざ高い端末を購入してMVNOを使用するよりは、MVNOのSIMとセットになったそこそこの価格の端末と一緒に購入したほうが安心できます。
ということで余り変わらないと予想していますが、実際どうなるのでしょうか?
本格的にこのガイドラインが影響を与えるのはiPhone6sが最初だと思われますが、各キャリアどのような対策を取ってくるのか注目です。
分割払いをしている場合は、SIMロック解除した段階で全額支払い等になるかもしれません。
[ソース:総務省]
ディスカッション
コメント一覧
周波数帯と通信方式の説明はそれほど難しくないと思います。
けっきょくのところ、利用先のキャリアの通信サービスがフルに使えるのか制限があるのかを示せればいいわけですから。
バンドの番号の脇に主な利用場所が「市街地」とか「郊外・地下」とか書いておけばいいでしょう。
通信方式はデータは最大速度の違いで一目瞭然ですよね。音声はVoLTEだと音質がいいぐらいでいいでしょうし。
実際のところは来年5月以降の端末が対象ということはband28とVoLTEに対応しているはずですから、各キャリアのband28とVoLTEへの対応が進めばまともにつながらないという事態はあまり心配しなくていいのではないかと思います。
APNロックは今後も続けるようだと消費者から不評になるので続けるのが難しくなるのではないでしょうか。
IMEIロックはドコモのように排除ではなく区別のためであれば合法的に残るような気がします。
事務手数料は受益者負担ということで仕方ないと思いますが、今もあるように購入時からSIMロックフリーの端末との競争にさらされるのでしょう。
注目はどこのメーカーが抜け駆けして全キャリア対応かつSIMロックフリーの端末を作るかだと思います。
もうすでにiPhoneとNexus6があるといえばありますが、5インチの普及価格帯の端末が本命だと思いますので…。
こんにちは。
一番簡単なのは星取表のような物で説明することでしょう。
Band**と言われても意味不明でしょうから。(⌒-⌒)
例えば愛機SO-04EはBand1,19,21に対応していますが、softbankで対応するのは1のみになります。
1つでも対応しているから接続できますと言うべきなのか、それともある程度つながると説明するべきなのか。
なかなか厄介な問題だと思います。
実際使っていてもあまり気にしませんが。(⌒-⌒)
少し大きなデータをダウンロードするときに3Gになっていると少しイラッとします。
APNロックとIMEは注目しています。どうなるか非常に楽しみです。
抜け駆けですが、ソニーなどはグローバル展開しているので可能性があると思います。
特に冬モデルから3キャリアで販売することにしたので。
国内端末向けに特化している富士通などは対象キャリア限定のままで行くのではないでしょうか?
全て対応するコストを考えると国内向けだけの台数では厳しいと思います。