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2014年Q1ドコモ決算発表を切る その2

2015年2月1日

ドコモの2014年Q1の発表が終わりました。
契約ベースでは好調を維持しており、発表もニコニコ状態でしたが利益ベースでは減少状態でした。
今後反転するとの予想ですが、どうなることやら・・・。

前回は決算内容のうち、契約者数などについて紹介しました。

今回は、発表の質疑応答の中で今後のドコモの方針がわかる内容がふくまれていましたのでそれについて紹介します。

 

1.インセンティブ削減中
これはdマーケットの減少が大きい理由を尋ねられた時にうっかり答えてしまったようです。
2014年Q4に大幅な伸びを示しましたが、2014年Q1は契約者数が増加したのにもかかわらず減少しています。
これはインセンティブを削減したためなのかという問いに対した答えでした。
ただし、直ぐに新料金プランのためにdマーケットの販売が手薄になったと否定していましたが・・・・。(; ̄Д ̄)

またdマガジンなどの開始に伴い、ユーザーが分散されたのではとの回答でした。
実際はインセンティブの削減が大きいのではないでしょうか・・・。
しかも無料期間も短くしてしまったのも痛いでしょう。
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2.月々サポートを削減する
今後の料金プラン計画の中での話でしたが、月々サポートを削減していくということでした。
これは2年に渡って財務にダメージを与えるため、以前から削減するという計画をずっと言っていました。
最近の***特別割などを実施することで、これを行っているようです。
月々サポートを削減されると問題になるのは、新料金プランへの影響です。
現在新料金プランは、子回線の月々サポートの残りを親回線に充填できます。
月々サポートを削減されると、徐々に月々の料金負担が増大することになるでしょう。
ますます新料金プランが使いにくくなります。

3.iPhone6への対応
前回はキャッシュバック戦争が勃発しましたが、今回はこれを避けたいと意向のようです。
キャッシュバックによる契約数獲得は不健全だそうです。(; ̄Д ̄)
でも月々の料金がどんどん増額していることを踏まえると、どうなのか?と思いますが・・・。

4.ARPUは年度内に増加に転じる
ARPUとは、契約者一人当たりの売上になります。
これは月々サポートなどで減少しますが、オプションやコンテンツで増加させることができます。
2014年Q1は減少しましたが、これは特に通話などの使用頻度が高かった契約者が新料金プランに移行したためと思われます。
今後は徐々に新料金プランに移行することで、ARPUが増加すると見込んでいるようです。

 

決算発表を聞く限りは、今後もドコモについてはキャッシュバックの増額が見込めません。
それどころか維持費の増額が予想されます。
メインの回線をどのように契約するのかしっかりと考えて、維持費を抑えるようにしていかないといけないでしょう。
問題は、最近ソフトバンクもやる気がないよう、au1社の頑張りにかかっていることです。
auがどんどん契約者数を増加させれば、ドコモも追従せざるおえなくなりMNP市場が活性かするでしょう。

ただし、ドコモの固定回線とのセット割りが実施された場合にauが受けるダメージがかなり大きくなると予想されます。
やはり国内のキャリアは3社でなく4社程度にしないと、健全な競争は維持できないのかもしれません。

ちなみにソフトバンクはアメリカに夢中なので今後も期待薄です。