ドコモ 新料金プランは安いのか? 番外編その4
孫氏も言っていますが、『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』です。
といことで、ドコモの新料金プランの狙いを考えたいと思います。
データシェアの考え方は、アメリカのVerizonとAT&Tが2012年に既に開始しています。
従って、この2社がデータシェアを導入した結果、どのようになったかを見れば今後のドコモの戦略が見えてきます。
ということで、VerizonやAT&TのARPUのデータシェア前後のデータを探していたのですが、なかなか見つけることができませんでした。
総合ARPUはあるのですがポストペイドとプリペイドの合計であるので、ポストペイドが主流の日本の今後を推定するにはイマイチ役に立ちません。
さらに探していたところ、日本で同じようなデータ解析を行っているところがありましたので紹介します。
まずは、VerizonとAT&Tです。
両方ともデータシェア導入後に一時的にARPUが落ちていますが、その後伸びが増加しています。
まさにドコモが狙っているのはこれでしょう。(⌒-⌒)
ちなみに、同時期のVerizonの総合ARPUはデータシェアの影響は見えていません。
これはポストペイドでカバーしているのではないでしょうか?
データシェアの加入状況も、当初は5~15%程度ですが現在はVerizonは45%まで増加しています。
一方、ARPUの伸び率を見ると、データシェア導入後一概に増加したとは言えません。
しかし対照的に契約数の伸び率は増加傾向にあります。
データシェアの導入は、契約数の増加を狙うことでデータARPUの増加を狙う手法のようです。
ドコモも当然アメリカの例を研究しており、このあたりを狙っているのではないでしょうか?
ただし、ドコモは契約者の7割がFOMAという状況なのでこのように上手くいくかどうかは不明です。(⌒-⌒)
[ソース:情報通信総合研究所]
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