2016年Q3 KDDI決算発表を切る
KDDIが2016年Q3の決算を発表しました。
前年同期比で営業利益が15%増となりましたが、やはり総務省の影響が顕著に見えてきました。
まず連結の契約数ですが、2015年末からUQ WiMAXの契約数が急増してきました。
一方増加率を見ると、2015年3月を以降年々減少傾向にあります。
パーソナルのau契約者数を見ると、さらに総務省の規制の影響が見えてきます。
毎期1%増を維持してきた増加率ですが、2016年6月以降は1%を割り込み12月は0.09%とほぼ増減なしとなってしまいました。
端末販売台数も毎年減少傾向にあります。
2014年9月以降は、毎期前年同期比でマイナスとなっています。
すでにauでは契約者数の増加は見込めず、今後さらにUQに力を入れていくことになるでしょう。
契約者数が増えないので端末も売れず、そのため端末の販売台数も減少の一途をたどるでしょう。
おそらく機種変更による端末販売台数が一定量見込めるので、どこかで下げ止まると思うのですが。
今後はサービスに力を入れて、ARPUを増加させる方向に力を入れていくでしょう。
大手キャリア間の競争が消滅したため、2番手、3番手のキャリアが苦戦するのは仕方ないのですが予想以上に規制が影響を与えているようです。
MVNOとの競争も激化すると予想されるので、相当の苦戦が予想されます。
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