韓国携帯料金事情 その3
総務省のタスク・フォースで来年から新規制が開始されます。
総務省で開催されていた『情報通信審議会』でも時々議論されていた、日本の携帯電話料金は他国より高いという話がここでも出てきていました。
一般的に提供しているサービスを他国でも提供する場合には、価格の比較は有効だと思います。
ただ毎回議論される通信料金が他国より高いという比較は、その国の経済、地形、規制等あるのであまり意味がないと思います。
例えばアメリカと日本を比較した場合、もしアメリカの通信会社が日本のような高品質な通信網を整備するならば、現状の通信料金でサービスを提供することは不可能でしょう。
逆に発展途上国で、日本並の通信料金を設定しても誰も使用しないでしょう。
とはいえ、政治家や官僚機構は自分達の議論を優位に進めるために、往々にしてこのような比較を実施しています。
今回は韓国でも同様の比較が行われていたので紹介したいと思います。
お隣韓国でも、実は毎年通信料金が高いという議論が起こります。
そのため昨年は端末の販売奨励金に規制をかけてしまいました。
今回5カ国に実際に訪問し、契約し通信事情を調査してきたそうです。
各国での実際の測定結果は下記です。
カナダがダウンロード25Mbps、アップロード9.8Mbpsで一番速いことがわかります。
韓国の場合は、アップロード26.9Mbps、ダウンロード77.8Mbpsです。
なお日本では東京の場合は約15Mbpsで世界平均よりも+118%となっています。
ざっと見ると、カバー範囲はドコモでスピードはソフトバンクとなっています。
ただし地方を見るとドコモが圧倒しているようです。
京都の場合は、下記のようになっておりドコモが圧倒していることがわかります。
通信速度でみると、韓国が他国より1歩抜けだしていることがわかります。
先進国はアメリカを除くとほぼ同等程度のスピードであることがわかります。
なおこのデータはOpenSignalを参考にしています。
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