MVNOの進む道は、マルチキャリア・ネットワーク?
総務省は2020-ICT基盤政策特別部会でMVNOの進む道として、マルチキャリアネットワークを上げています。
この辺りは日本通信が目指しているサービスのような気がしますが・・・。
ただマルチサービスを提供するには、現在ドコモなどMNOが運営しているHLR/HSSをMVNOも保有する必要があります。
HLR(Home Location Regiser)で3G用、HSS(Home Subscriber Server)でLTE用の端末の位置、電話番号、顧客の契約状況を管理するデータベースです。
このHLR/HSSをMVNOが保有することで、MVNOの存在価値が飛躍的に上昇すると思われます。
ただし当然初期投資等が必要になりますが・・・。
HLR/HSSをMVNOが保有するとマルチキャリア・ネットワークが実現できますが、通常の時はあまり恩恵がないでしょう。
アメリカなどのように各キャリアでの得意地域が分かれている場合は、恩恵が大きいですが日本のようにどこでもほぼ携帯が通じる場合はあまり意味がありません。
ただし災害時などには恩恵があります。
HLR/HSSを自社保有した場合のメリットは、よりきめ細かいサービスの提供や直接電話番号を割り当ててもらえることによる料金体系の柔軟化でしょう。
現在HLR/HSSを自社で保有しているのは日本通信のみと思われるので、今後の日本通信のサービスに期待しています。
[ソース:総務省]
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