NSAの盗聴プロジェクト AURORAGOLDの秘密が暴露される
アメリカのNSA(米国国家安全保障局)が世界中の通信を盗聴していることは有名となっています。
これはスノーデン氏が提供した情報に基いていますが、新たに公開された文章によりさらに詳細な内容が判明しました。
NSAはまず世界の通信会社を関し、さらに携帯電話のセキュリティーホールを使用して盗聴をおこなっています。
さらにわざと通信インフラのセキュリティを弱めるような行為をとっている会社もあるようです。
2012年5には世界の70%の通信会社の技術情報を集取し、会社の情報を傍受するために使用されています。
さらにNSAが監視対象にしているのはGSMAも入っており、このメンバーにはVerizon、AT&T、Sprint、マイクロソフト、フェイスブックなど米国を拠点とする企業が含まれています。
さらにソニー、ノキア、サムスン、エリクソンなど国際企業も含まれています。
この団体が新しい技術など議論しているので、監視の対象にしているのでしょう。
もともとアメリカの安全のために設立した機関であるNSAでしたが、組織の暴走が始まっているようです。
アメリカの安全の名のもとに、各国の情報を収集するために法律を平気で破るのもいとわないことは注意が必要でしょう。
[ソース:intercept]
ディスカッション
コメント一覧
技術的に思いもよらないことがされているというよりは、一般にも脆弱だと知られているもの(GSM)は徹底的に解読されて情報収集されているという内容ですね。
日本は0~25%という、大多数ではないものの0でもないという微妙な数字です。
LTEの暗号アルゴリズム(snow 3g、AES)は簡単に破られたという報告がまだありませんので、みなさんもVoLTE対応端末に更新しましょう(⌒-⌒)
と、キャリアが宣伝したりはしないのでしょうか。
まあ何処の諜報機関でもやっていることでしょうが、世間にバレるのは大失態です。(; ̄Д ̄)
暗号化は重要ですが、犯罪組織を追跡する場合の障害にもなるのを考えるとなかなか悩ましいところです。
voLTEへの移行は、それなりに危機感を抱いているようで色々動き回っているようです。
もしキャリアが宣伝するとしたら、盗聴されていたのでこれを回避するために全面的にvoLTEに移行します!!
と宣言すると面白いかもしれません。