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2013年度ドコモ決算発表で遊ぶ その3

2015年2月1日

今日はドコモの2013年度の決算発表でした。
細かい決算内容の話をしてもいいのですが、このブログはそんなことにはあまり興味がないので興味があることについて書いてみたいと思います。

次はドコモの新料金プランについてです。

ドコモはここ数年解約率が上昇しています。
シェアが低下しているなかでの解約率の上昇はかなりの問題です。
特に2014年1~3月は1%にのせてきました。

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ドコモの社長が今回の決算発表で自身を持っていたのが新料金プランです。
これは制度設計に4ヶ月を要した上に、かなり極秘に進められたようです。

そのため宣伝などの準備も行えなかったので、実際の宣伝活動はこれから実施するということでした。
並々ならぬ意気込みを感じましたが、これで長期契約者の優遇と解約率の低下、そしてデータARPUの増加を狙っているようです。

なお4ヶ月を要した理由は、既存プランとの整合性、システム開発が大部分だったようです。
ソフトバンクとauがこれに追従するにはかなり厳しいでしょう。
システム開発だけならば、何とかなると思いますが定額制による利益減少のシミュレーション、ネットワークに対する負荷、端末の対応などあるからです。
特に端末の対応は、auとソフトバンクがどの程度考慮しているのか気になります。

仮にこれから対応させようとすると、恐らく1年~2年の遅れを取ることになります。

他社を出し抜くことに成功したドコモですが、これが実際の利益に結びつくかは疑問が残ります。
あまり通話を使用しない人にとっては、明らかな値上げであるしデータプランも大部分の家庭では値上げになるのではないでしょうか?
結果は1年程度の様子を見ないと分かりませんが、どのような結果になるかは楽しみに待ちたいと思います。