2013年度ドコモ決算発表で遊ぶ その3
今日はドコモの2013年度の決算発表でした。
細かい決算内容の話をしてもいいのですが、このブログはそんなことにはあまり興味がないので興味があることについて書いてみたいと思います。
次はドコモの新料金プランについてです。
ドコモはここ数年解約率が上昇しています。
シェアが低下しているなかでの解約率の上昇はかなりの問題です。
特に2014年1~3月は1%にのせてきました。
ドコモの社長が今回の決算発表で自身を持っていたのが新料金プランです。
これは制度設計に4ヶ月を要した上に、かなり極秘に進められたようです。
そのため宣伝などの準備も行えなかったので、実際の宣伝活動はこれから実施するということでした。
並々ならぬ意気込みを感じましたが、これで長期契約者の優遇と解約率の低下、そしてデータARPUの増加を狙っているようです。
なお4ヶ月を要した理由は、既存プランとの整合性、システム開発が大部分だったようです。
ソフトバンクとauがこれに追従するにはかなり厳しいでしょう。
システム開発だけならば、何とかなると思いますが定額制による利益減少のシミュレーション、ネットワークに対する負荷、端末の対応などあるからです。
特に端末の対応は、auとソフトバンクがどの程度考慮しているのか気になります。
仮にこれから対応させようとすると、恐らく1年~2年の遅れを取ることになります。
他社を出し抜くことに成功したドコモですが、これが実際の利益に結びつくかは疑問が残ります。
あまり通話を使用しない人にとっては、明らかな値上げであるしデータプランも大部分の家庭では値上げになるのではないでしょうか?
結果は1年程度の様子を見ないと分かりませんが、どのような結果になるかは楽しみに待ちたいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
今以上のAPRUとか寝言言ってるとしか思えないんだよなぁ
そりゃ本音じゃあ今のFOMAの客を全員Xiにしてパケフラ必須の料金ぐらい取りたいんだろうけど
個人的に、9月以降もFOMAの現プランは一応継続になってるけど
そこにいつ手を出してくるか?がすごく気になりますね
7割がFOMAでしたっけ?それが本当ならやっぱりそこ狙ってきますよね
今のところ7割がFOMAで、そのうち74%が40代以上という状態です。
通信系だけでは、ARPUを増加させるのは厳しいのでd***シリーズで稼ぎたいのでしょう。
ただガラケーではd***シリーズはまったく役に立たないので、本音は全てのユーザーにスマホを利用してほしいのでしょう。
movaの時のように国の施策で強制的にFOMAへ移行など出来ないので、今回の新料金プランを考えたのではないでしょうか?
音声と少しのメール中心の40代後半とデータ中心の若者世代の家族を想定して、一気に新プランに移行してもらうことを目論んでいるのではないでしょうか?
世帯単位でみれば、恐らく少しの通信費増加で通信費が固定とは魅力的ですから。
実際はその先にデータARPUの増加という罠が待ち受けているのでしょう。
来年当たりには、FOMAプランに手を出してくるのではないでしょうか?
最初はFOMAのパケット料金プランからでしょうか・・・。