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総務省 真の実効速度の測定を目指して その9

2016年1月6日

昨年から総務省が各キャリアの広告に使用できるように、統一した実効速度の測定方法について研究をしてきました。

真の実効速度の測定を目指して

7月に方法等がまとめられ、12月にガイドラインが公表されるスケジュールでした。
ただ突然降って湧いた携帯料金問題のため、この件は完全に埋没してしまいました。
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今更実効速度を測定してもどうかと思うのですが、とりあえず各社速度の公開を開始したので紹介します。
まずはドコモからです。
測定ポイントは、秋田、埼玉、東京、富山、京都、大阪、愛媛、福岡、大分の2府7県になります。

Android
Androidの測定結果は、下りの最速が228Mbps、上りの最速は38Mbpsです。
総務省の規定により、上りの実行速度は53Mbps~91Mbps
下りの実効速度は13Mbps~28Mbpsです。

img_android_01

なお下りの最速を記録したのは、富山県富山市西荒屋付近の13時台です。
上りの最速を記録したのは、東京都江戸川区中葛西3丁目付近の16時台です。

なお下りで8Mbpsと最低を記録したのは、東京都足立区西新井町3丁目付近です。
上りで1Mbpsと最低を記録してのも同一の地点でした。

 

iOS
iPhoneについてもAndroidと同一のポイントで測定しているようです。
iPhoneの測定結果は、下りの最速が168Mbps、上りの最速は40Mbpsです。
総務省の規定により、下りの実行速度は49Mbps~89Mbps
上りの実効速度は14Mbps~30Mbpsです。
AndroidとiPhoneでそれほど速度に差がない結果となっています。
img_ios_01
なお下りの最高速度を記録したのは、大阪府大阪市住吉区長居西1丁目付近で16時台です。
上りの最高速度を記録したのは、埼玉県さいたま市南区関1丁目付近で17時台でした。
下りの最低速度10Mbpsを記録したのは、東京都練馬区光が丘2丁目付近で15時台でした。
上りの最低速度1Mbpsを記録したのは、東京都江戸川区南小岩1丁目付近で18時台でした。

ドコモの場合は、iPhoneとAndroidで特に大きな差は見られませんでした。
また25%~75%でも50Mpbs~90Mbpsと安定していることがわかります。

 

[ソース:docomo]