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カメラのキタムラが一斉閉店と言っているが・・・

総務省のガイドラインと言う名の規制が強化されて1年が経過しました。
身近な携帯ショップなども続々と閉店していますが、カメラのキタムラが総務省の規制強化の煽りで一斉に19店舗閉店しての記事が出ていました。

今まで閉店していたのは小規模なショップが多かったので、少し意外感があったので調べてみました。
まずカメラのキタムラのここ数年の月次別の単体の売上高です。
2016年度は12月まで発表されていますが、現状だと2013年度並となりそうです。

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なお当初予定では、前年比109.1%の149,000百万円を目指していましたが、ちょっと厳しいでしょう。
またカメラのキタムラの閉店数ですが、今回の19店は例年よりも少し多いようです。
ただしキタムラは、スタジオマリオの出店を増加されており閉店した店舗と同等の数の出店を実施しています。
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なおカメラのキタムラ、スタジオマリオ、Appleサービス店の店舗数を見ると、最近はキタムラからマリオ・Appleへのシフトしていることがわかります。
特にApple関係は利益率もかなりいいようです。
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最後にハード部門の売上高です。
ハード部門はスマホとカメラで構成されています。
2016年度は半年分ですが、前年比で20%減となっています。
カメラのキタムラは下期に売上が多くなるのですが、流石に現状では厳しいと言わざる得ないでしょう。
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ということで、総務省の規制のためにスマートフォンの販売で打撃を受けているのは間違いないようですが、既に2015年度からその兆候が見えていました。
特に厳しいのはカメラ部門で、爆買いの収束の影響も受けているようです。
もちろんスマートフォンの売上減少も影響が大きいです。

スマートフォンの売上減少は、カメラのキタムラに足を運ぶ人が減少していることを意味しています。
こうなるとスマートフォンの購入をきっかけに、色々なサービスを提供できていた機会がなくなりほかの部門にも影響が及ぶことになります。

最終的には決算発表を待たないと行けませんが、どうやらサービス関係に力を入れるべく動いているように見えます。