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アメリカ NSAがSIMカードの暗号鍵を盗む

アメリカとイギリスのスパイの極秘文書によると、世界中の携帯電話通信のプライバシーを保護するために使用している暗号鍵を盗み出していたことが暴露されました。
これは世界最大のSIMメーカーのジェムアルトの内部コンピューターにハッキングを行うことで実行していたようです。
この暗号鍵を盗み出すことで、通話とデータを監視することができ暗号化されたデータを復号化することも可能ですル
さらにこれらの行為にプロバイダーの協力は一切いりません。

なおジェムアルトは現在調査しているという声明を発表しました。
また同社副社長はこの浸透にまったく気づかなかったそうです。
ジェムアルトの製造したSIMカードは、全世界450のプロバイダーに供給されおり、AT&T、T-Mobile、Verizon、Sprintなども含まれています。
日本ではNTTが対象となっています。

アメリカのNSAとイギリスのGCHQがこれらのデータを盗んだ方法ですが、複数の経路があるようです。
まずジェムアルトの内部ネットワークに侵入し、そこから従業員の電子メール、Facebookを発見しそこから暗号鍵を盗み出していたようです。
さらにはジェムアルトの競合相手であるドイツのギーゼッケ&デブリエントに対しても同様の試みを準備していたようです。

 

[ソース:intercept]