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メッセンジャーアプリと捜査機関 その1

2014年11月5日

最近はモバイル・アプリに対して警察などの捜査機関が懸念を表明することが多くなりました。

アメリカ司法長官 アップルとGoogleのデータ暗号化を批判

日本でもプロバイダーのログ保続期間などで、警察庁と総務省がこの件について意見を戦わせていました。
日本で大人気のLINEなどは2週間まではログを保存ているようです。

一方日本よりもさらにネット環境が進んでいる韓国では、警察がカカオトークのメッセージ内容を検閲したと騒ぎになっています。
これは単純に未申告の集会を開いた代表を現場で拘束したのち、警察に対して携帯の提出を拒否したことによって発生した問題のようです。
警察は令状を取ってカカオトーク本社のサーバーを捜索したようですが、結局サーバーには1週間程度のログしか保存されていませんでした。
そのため警察が押収したログは集会当日のものだけのようでしたが、この時交わしたメッセージ全てに対して広範囲に監視・査察を行ったのではないかという疑惑が持たれたようです。

本来は犯罪容疑に関連する部分だけを対象にするべきなのですが、実際は難しいためこのような疑惑を持たれたようです。
この疑惑でカカオトークから他社のメッセージアプリに乗り換える人が続出したため、カカオトークはすかさず対応を行いました。
ログの保存期間を従来の1週間から2~3日間に大幅に縮小することにしたようです。
この2~3日は、操作期間が裁判所に令状を請求してからその執行にかかる時間が2~3日かかることから決定したようです。

日本でもログを捜査に利用したい警察の意向があるので、日本でも同様のことがどんどん起こるかもしれません。

[ソース:etnews]