iOS系アプリもついにハッキングだらけに その1
一般的にアップルのiOSやOS Xはマルウェアやウィルスなどに対して強いという認識があります。
少しコンピューターなどに詳しい人はこれが誤った認識であることを知っていると思います。
今回セキュリティの専門会社であるArxan社が年次レポートを公開したので紹介したいと思います。
まずは有料アプリのトップ100の内どの程度がハッキングされているかです。
2012年ではiOSとAndroidの90%以上がハッキングを受けたバージョンが存在しています。
一方2013年には、相変わらずAndroidは100%ですが、iOSは56%へと減少しました。
ところが2014年には再度iOSのハッキング割合が87%と急増しています。
アップルのiOSアプリもかなり危険な状態であることがわかります。
なお2013年に減少したにもかかわらず、2014年に急増したのが気になって詳細に調べてみました。
恐らく調査時期が関連していると思われます。
アップルは毎年9月頃に新バージョンのiOSをリリースしています。
2012年の調査時は5月、2013年の調査時は10月、2014年の調査時は10月となっています。
2012年は5月調査なので、iOS6もかなり熟成されているためハッキングを受けた可能性があります。
一方2013年はiOS7がリリースされたばかりなので比較的解析が追いついていなかったのではないでしょうか?
2014年は2013年と同じ10月ですが、数々のトラブルで普及が遅れたことが原因かもしれません。
[ソース:arxan]
ディスカッション
コメント一覧
>少しコンピューターなどに詳しい人はこれが誤った認識であることを知っていると思います。
知らなかったそんなの・・・。
このサイト見てると本当勉強になります。
こんにちは。
単純にシェアがAndroidの方が多いのでそちらにマルウェア仕込んだほうがいいというだけですね。
最近はアップルも狙われているようでアンチウィルスメーカーの対応も遅れているようです。
まあ、圧倒的にAndroidの方が台数が多いので、開発費用を回収しやすいからでしょう。(⌒-⌒)