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韓国から見た日本の携帯料金事情

2014年11月5日

そもそも韓国の携帯市場の状況は、日本に非常に似ています。
多額のインセンティブ、複雑な料金プラン、ゲリラ的な販売、それに対する政府の規制。
このあたりのお話は下記を参考にしてください。

韓国携帯事情

ところが今年に入って大きく動きがでてきました。
日本では音声定額という名の値上げ、韓国では法律まで制定した料金改善。(; ̄Д ̄)
どちらも問題ありますが、比較的に日本の方が穏やかな動きとなっているようです。

そんな韓国から見た世界の携帯事情が紹介されていました。
日本人でさえ完全に理解している人が少ない携帯料金を韓国がどう見ている・・・。

 

各国補助金内訳

補助金は、端末メーカーと通信キャリアからの2つに大別できます。
ところがアップルは補助金を出していないので、アップルの製品の価格を見れば通信会社の補助金がおおよそ判明します。
iPhone6の場合、端末価格はアメリカ/韓国が約21,000円、日本は0円となっています。
さらに日本では機種変更時も1万円程度で行えます。

この結果から、補助金の額はアメリカ/韓国は約6万円、日本は7~8万円となります。

 

各国の規制状況

アメリカは完全な自由に任せた結果、誰もが格安の価格で端末を入手することができるようになりました・・・と韓国は思っています。
日本はメーカーと通信キャリアを分離することで、端末購入するときの補助金問題を解決した・・・と韓国は思っています。
何れも一括的な規制ではなく、自然な解決方法を模索した結果実現できています。(゚∇゚ ;)エッ!?

 

アメリカの状況

アメリカ事実上補助金の規制はないので、各キャリアが好きなように端末価格を設定しています。
ただアメリカの場合、料金プランなどに関係なく一律同じ補助金が設定されています。
ただしデータプランの条件によっては、追加で割引が受けられるようになっています。

 

ヨーロッパの状況

ヨーロッパの場合は、料金プランと諸条件によって特定の端末に補助金を支給する方式を取っています。
ただ韓国と違って、メーカーがキャリアよりも優位にあり、メーカと通信キャリアの補助金が明確に分かれています。

 

日本の状況

日本は少し変わっており、補助金の支給はなく、差別化された端末やメーカーからの供給によって価格が下がります。
ただしiPhoneなどのように人気の高い機種は大規模な補助金が支給されますが、基本的に政府は市場の自律に任せています。

 

日本人が日本の料金プランを理解できている人が少ないので、海外の人が理解するのはなかなか難しいと思います。
ただやはり隣の芝は青く見えるようです・・・。

[ソース:ZDNet Korea]