ケーブルTV会社格安スマホに参入
IIJはケーブルTV会社にMVNOプラットフォームを提供し、ケーブルTV利用者に対して低価格のスマホサービスを展開することを発表しました。
既に80社超の事業者が採用を決めており、早期にMVNOサービスを開始するようです。
実際には、ケーブルTV会社が1軒1軒訪問し加入を即するようです。
これはKDDIが実施しているスマートバリューと競合するように思えます。
ただKDDIはセット割引にとどまっているのに対して、これは積極的に勧誘を行うようです。
これは後々勧誘の仕方で問題になる可能性があります。
実際サービスが始まらないとわかりませんが、どのような目的を持って参入するか気になります。
[ソース:IIJ]
ディスカッション
コメント一覧
大筋としてはケーブルテレビ会社が家計のメディア関連支出の主導権を握りたいという思惑がある中での動きだと思います。
ケーブルテレビ会社の視聴料というのは安いものではないですが、以前から単体ではコストパフォーマンスがいいとはとても言えないInternet接続サービスなどとセットにして、総額では割高に見せないことを目指すという売り方をしていました。
MVNOの携帯電話とのセット売りだとケーブルテレビ会社が受け取る視聴料の水準は維持しつつ、家計に占めるメディア支出、数万円/月を半減させるような見せ方ができますので、魅力的な武器なのでしょう。
IIJからするとWeb上からはどうしても売り込めない、テレビがメディア利用の主である顧客へ売り込んでくれるケーブルテレビ会社の営業力は魅力だと思います。本業の性質上、サービスエリア内の全世帯を電話や訪問の営業対象にするという濃密な業務システムを構築していますから。
公言しているケーブルテレビサービスと同様に戸別訪問でサポートまでするというのはキャリア以上のサポートになりますね。
スマホの価値を左右する、使いこなしのところまではサポートしないのでしょうが…。
日本ケーブルテレビ連盟にはKDDIが半分の株式を保有しているJ:COMがいますが、保有の経緯からしても経営の主導権は握れていないのではないでしょうか。
こんにちは。
日本ではケーブルTVよりもやはり地上波が主力です。
このため色々苦戦しているので、セット販売をどんどん推し進めたのでしょう。
しかしケーブルTVの視聴料もチャンネル数増やしたりHD化したりで値上げを行おうとするのは困ったものです。
録画機能付きセットボックスからタブレットまでとあの手この手で値上げを狙ってきます。
しかも年1回程度メンテナンスがあり、家の中で作業するので顧客とのつながりはすごく密接になります。
今の時代、そこまで密接に顧客と関係を築けるのはなかなかないですから、ケーブルTVと手を結ぶのはかなりお得でしょう。
でも私は断固既存契約のままで利用しているので、ケーブルTV会社からすれば全然美味しくない契約者ですね。(⌒-⌒)